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歯磨きせずに虫歯予防??
おもしろい記事を読みましたので紹介します。
とある歯科医師の話なのですが、自分の子供の歯磨きをほとんどせずに虫歯予防をしたそうです。
凄いですよね。歯磨きせずに虫歯予防なんて
具体的に歯磨き以外に何をしたかというと、
食事の改善です。
だらだら食べをやめ、普段から砂糖の摂取を限りなく抑制したそうです。
私の考えですが、虫歯予防をするためには歯ブラシやフッ素も大切ですが、そもそもの虫歯の原因である砂糖の摂取量のコントロールをする必要があると考えています。
子供の食事のコントロールは親にしかできません。
虫歯予防、さらには将来的な生活習慣病の予防のためには親がまず正しい食事をし、子供に教えてあげる必要がありますね(^^)/
歯周病と全身疾患(糖尿病をはじめとする生活習慣病)
歯周病と全身疾患について
1960年代になり歯周病の原因がプラークであることが証明され、1990年代にはそれらの研究を踏まえ、歯周病と全身の健康状態が密接に関連し合っている事を示唆するエビデンスが蓄積されはじめ、歯周病と全身疾患との相互関係の解明を目的とした歯周医学が発展してきています。
ここでは、最近よくトピックスとして取り上げられる歯周病といくつかの疾患の関連性を書いてみたいと思います。
名古屋市の検診
名古屋市では歯周疾患でお困りの方が多い事から検診を行うようになっています。糖尿病などの疾患が一般的になりつつある中で、まだ歯周病の怖さが一般的にはなっていないような気がしています。
ごきそ歯科があります昭和区でもまだまだ情報が足りていないのか歯周病に関して正しい情報をお持ちでない方が多いようです。
このカテゴリーでは発信源としては小さいですが、歯科医院レベルで歯周病と全身疾患の様々な情報を発信していきたいと考えています。
麦茶で虫歯予防!?
暑い季節、各家庭に当たり前のようにある麦茶ですが、実はすごい実力者で、その力が最近とても話題になっています(*^_^*)
そのなかでも、私も初めて知ったのですが虫歯を誘発するミュータンス菌の菌膜生成を阻害する作用があるそうです!
もちろん、麦茶を飲んでいれば歯磨きしなくて済むというわけではありませんが、ジュース等を飲むのではなく、ビタミン補給したりもできるので麦茶を積極的に飲みたいですね。また血流を良くしたり、生活習慣病の予防などに役立ったりもするそうです。
麦茶!侮れませんね!
身近な飲みのもの意外な効能でした(*^_^*)
重い歯周病患者ほどメタボ傾向(歯周病と生活習慣病)
滋賀県長浜市にて行われた調査で、重度の歯周病の患者さんほど、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)になっている傾向が強いという結果が出たそうです。
成人の8割が罹患している(程度はさまざま)と言われている歯周病。これから高齢化社会を迎えるにあたって特に注目を集めそうです。
歯周病が糖尿病・メタボリックシンドローム・骨粗鬆症などと関係していることが明らかになってきた。
糖尿病・メタボリックシンドローム・骨粗鬆症
生活習慣病の1つである歯周病とさまざまな全身疾患に関係があることが近年の研究結果から明らかになってきています。
医学の父ギリシャの医師ヒポクラテスは、細菌の存在が知られていなかった時代から、お口の病気を無くせば全身の健康が回復すると言うことを説き、歯石を除去する道具を開発していたそうです。
成人の80%が歯周病に罹患
現在成人の80%が歯周病に罹患していると言われ、さらに60歳になると、そのおよそ40%が重度の歯周病に罹患していると言われています。
中高年では珍しくない病気になってきたが、時と場合によっては放置しておくと致命的になることもあります。
その理由として歯周病が糖尿病、骨粗鬆症、冠状動脈疾患(心筋梗塞、狭心症など)、脳血管障害(脳梗塞、くも膜下出血、脳出血など)、癌やメタボリックシンドロームと密接な関係にあることが近年の研究結果からわかってきたからです。
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歯周病と動脈硬化
歯周病が動脈硬化症を悪化させるメカニズム
歯周病が動脈硬化症を悪化させるメカニズムを、新潟大学大学院医歯学総合研究科の山崎和久教授(歯周病学)らのグループが解明し、歯周病原菌が悪玉コレステロールを回収する善玉コレステロールを減らす機能がある事が分かったそうです。
近々、アメリカの科学誌に掲載されます。
歯周病と生活習慣病
歯周病とさまざまな生活習慣病との関係が分かってきています。歯周病治療をする事によって、それら生活習慣病のリスク要因を少しでも減らす努力が必要ですね。
抗加齢医学会(アンチエイジング学会)へ入る予定にしています。
抗加齢医学と聞いて何を思い浮かべるでしょうか?
美容?老化? などなど、思い浮かべる事柄は様々だと思います。
なぜ今、抗加齢医学会に入ろうかと考えているかと言うと、日本は世界でトップクラスの長寿国ですが、いつまでも元気に長生きされている方もいれば、癌、認知症、糖尿病などの生活習慣病、歯科で言うと歯周病などによる歯の欠損で入れ歯などでお困りの状態で長生きされている方もいらっしゃいます。
アンチエイジング(抗加齢)医学がとても重要
超後期高齢者社会になっている現在、私たち医師、歯科医師の役割は単に病気を治療するだけではなく、いつまでも若々しくいられるアンチエイジング(抗加齢)医学がとても重要で、これが人口減少が進む今後の日本の社会で無くてはならないものだと判断しております。
今後、新しい情報が入り次第HPにアップしていきたいと考えています。
脳出血引き起こす虫歯菌
今朝(29日)のyahooの記事で脳出血を引き起こす虫歯菌を大阪大学の研究チームが発見したと書いてありました。
歯周病菌が様々な糖尿病をはじめとする生活習慣病と関係していることは近年の研究でよくわかってきていますが、虫歯菌がこのような病気の原因になっていることが分かったことは大きな発見だと思います。
この細菌がいるからすぐに発症するわけではありませんが、高血圧や加齢、喫煙がさらにリスクを高めているそうです。
ごきそ歯科ではカリエス(虫歯)、歯周病を生活習慣病と考えております。生活習慣病を予防し、普段からケアすることがいつまでも健康で長生きするための秘訣になっていますね(*^_^*)
子供の自尊心を育てる 生活習慣病予防の観点から
千葉県の医師会が肥満を中心とする子供の生活習慣病の予防をするために何が大切か調査したそうです。
以前、肥満と歯周病の観点から子供の生活習慣病に関する記事を書かせていただきましたが、とても反響が大きかったことに驚きました。
ご両親が子供の生活習慣病にか関して心配はしているものの、どうしたらよいかもなかなか分からないのが現状のようです。
医師会の行った調査からわかることは、肥満や生活習慣病の背景には、子供たちが自分の体を大切にする自尊心の欠如が原因の一つと推測しているそうです。
子供に自尊心をどのように教えればよいのでしょうか?
先日、子供の教育方法に関する面白い話を聞きました。
最近のご両親は子供を自分たちとは違い、グローバルな大人になってほしいと考えているようです。そのために、小さいころから英会話教室などに通ったりしているのだと思います。
では、そのような子供たちは本当にグローバルに育つのでしょうか?
答えは「No」です。
なぜなら、子供は親を見て育ちます。いくら子供にお金をかけて教育したところで、肝心の親がグローバルな生き方をしていなかったら、やはり子供もグローバルには成長しません。
子供に広い視野で育ってもらうためには「まず親が変わらないとならないのです。」
それを聞いたとき、妙に納得しました(汗)。
生活習慣病の予防のために子供に自尊心をつけさせる
そのためには、まず親がしっかりとした食生活をし、規則正しい生活をする必要がありそうですね。
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予防歯科と生涯医療費
トヨタ関連部品健康保険組合と豊田加茂歯科医師会の共同調査で、歯の健康に興味を持ち定期的にケアをしている方は、そうでない方と比べて、年間の総医療費が少なくなっている傾向があることが分かったそうです。
さまざまな要因がありますが、歯が悪いと、どうしても食べる物が偏ったりします。また、十分に咬む事ができないので消化が悪くなってしまいます。満足できる食生活が出来ないことが原因で体全体の健康に影響を与え、精神的にも落ち込み気味になったりします。また、歯周病が糖尿病などの生活習慣病と密接に関係していることも考えられます。
今改めて歯の重要性が認識されてきています。ごきそ歯科では、いつまでも自分の歯で食事をするためにはどうしたらよいかをお伝えしていきたいと考えています。
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サーチュイン遺伝子(長生きの秘訣??)
先日、NHKスペシャルにて、長生きの秘訣は自分の細胞の遺伝子にあると言っていました。
その遺伝子は『サーチュイン遺伝子』
誰もが持っている遺伝子ですが、普段は特に作用しておらず、ある特定の条件下に人間の体をすると作用のスイッチが入るそうです。
では、どのようにしたらスイッチが入るのでしょうか?
それは、カロリー制限だそうです。
摂取カロリーを制限する事によって、サーチュイン遺伝子のスイッチを入れる事が出来るそうです。
生活習慣病予防の観点からも注目されている遺伝子で、これから特に注目されそうです。
現代の日本でカロリーを制限した生活をすることは容易いことではありませんが、元気に長生きするためには、やはりカロリーの取りすぎは良いくないのですね。
歯周病も生活習慣病の一種ですが、歯周病の治療、予防にも関係が無いか調べてみます!
歯周病~防いで健康
5月15日(日)の中日新聞日曜版に歯周病が大特集されていました。
成人の8割が罹患していると言われている歯周病ですが、一方で、歯周病に関する正しい知識と予防法を知っている方は意外と少なく、実際に歯周病で歯を無くされてお困りの方が沢山いらっしゃるのが現状です。
歯周病の予防で大切な事は
1.歯周病がどのような病気であるかを知る
2.予防するための正しい知識を知る
3.継続が習慣を呼び 習慣が継続を呼ぶ
最近では生活習慣病である歯周病がさまざまな全身疾患と関連している事も分かっています。いつまでも、自分の歯で美味しく、楽しく食事ができるお口の環境を作りましょう。
2人に一人が歯周病で歯を失っている!!
ごきそ歯科医院のHPで何度か触れていますが、日本人の80%が歯周病に罹患していると言われています(病気の程度は様々です)。
2人に一人が歯周病で歯を失っている!!
ここで問題なのは、ある調査で「自分は歯周病ではない」と考えている人が42.8%。
「歯周病かどうかわからない」と考えている人が45.8%と、歯周病に関して無意識である人がとても多いと言う事です。
歯周病は症状が表面化しなくても病状が進行する病気です。
すなわち、自分で自覚症状が無くても病気が進行している可能性があるのです。
記事の見出しにあるように、気づいた時には手遅れで結局は抜歯に至ってしまう事がケースがとても多いのです。
まず、自分がどの程度の歯周病に罹患しているかを知りましょう。
そして、それに応じた治療、または、この先歯周病が進行しないためにはどうしたら良いかを歯科医、歯科衛生士とともに予防の計画を立てましょう。
歯周病は生活習慣病です。
生活習慣病の代表的疾患である糖尿病やその他循環器疾患と同様に、歯周病も普段から予防し、病気が発症(歯肉の出血、口臭、歯の揺れ、歯肉の腫脹など)した後は再発しないように継続的に予防をしなくてはなりません。
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子供の頃の記憶
若者の自動車離れが加速
先日あるテレビ番組で、若者の自動車離れが加速していて自動車学校が困っているという番組が放送されていました。私が東京にいた頃は同年代で車に乗っている友人は本当に少なかったです。
今でも便利な場所に住んで、仕事をしていることもあり車は週に1回も乗るかどうか。エコの考えが普及したり、ガソリン代が高いなども影響していると思います。
小学生を対象遊んでもらう
そんな中、ある自動車学校は、免許が取れる年代にマーケティングを行う以上に10歳前後の小学生とその家族を対象に実際に教習で使うコースを利用してゴーカートで遊んでもらったり、子供用の免許を作ったりして車の楽しさを教える事に力を入れているようです。
また、あるウェディングドレスの会社では結婚式を行わない若者が増えてきていることを懸念して、やはり小学生を対象に実際にホテルで模擬結婚式を体験させ、結婚式の良さを伝えることにしているそうです。
子供の頃の記憶
子供の頃の記憶は忘れてしまう事も多いと思いますが、何か印象に残った楽しい記憶はどこか頭の片隅に記憶として残り、将来、大人になった時の行動に大きな影響を与えるようです。
歯周病治療で一番難しいこと
歯周病治療での一番の難しさは治療以上に患者さんの習慣を変える事なのです。
歯周病は糖尿病と同様に普段の生活習慣が原因で発症する生活習慣病です。歯周病を引き起こす原因となった生活習慣を大人になってから変えることはとても難しいのです。
子供の記憶にアプローチをして「歯磨きをすることは大切なんだよ」「病気の予防をすることは大切なんだよ」と言う事をお母さん、お父さんが子供の頃から教えてあげることが大切です。
子供にとっては歯磨きは決して楽しい事ではないかもしれませんが、家族みんなで歯磨きに取り組む事が子供にとって良い記憶の一つになるでしょうし、家族のコミュニケーションの一つにもなる思います。
子供が将来虫歯や歯周病で悩むことが無いように、小さなころから病気を予防する生活習慣を子供たちに教えてあげましょう。
生活習慣を変える難しさ・・・前回の続き
前回の「ひとり言」では、ダイエットが難しいのは生活習慣を変えることが難しい事が理由の一つであると書きました。今回は歯周病治療の側面から生活習慣を変える方法を書いてみます。
私達、歯科医師が治療の対象としている二大疾患であるカリエス(虫歯、歯周病)は生活習慣病なのです。それら疾患を根本的に治し、予防するには歯をしっかりと磨く生活習慣を身につけなくてはなりません。
先日、ある患者さんが
「元々虫歯ができやすくて、歯周病も気になっていたが定期的に歯科医院に通うようになってからお口の中の調子がとても良くなった。自然とお口への関心が高まってきている」と話して下さいました。
では、月に1回歯医者に来て治療を受けていれば歯周病は治るのでしょうか?
答えは「No」です。
お話をしてくださった患者さんは、2~3カ月に1回のペースで来院してくださっていますが、それだけで歯周病が治ったのではなく、歯科医院に通う事によってお口の中への関心が自然に高まり、ご家庭で歯を磨き、デンタルフロスを通すと言う習慣が身に付いたから治ったのです。
これは、私達、歯科医師の力ではなく、歯科医院に通う事によって患者さんの高いモチベーションが維持され、生活習慣が変わったことによって治ったのです。
私は、歯科医院に定期的に通う事の意義はここにあると思います。
歯科医院に通う事が生活習慣を変えるきっかけになってくれたらと思っています。
ダイエットが難しい理由
蒸し暑い日が続いていますが、みなさん体調を崩されていませんか?
今日はダイエットを続けることの難しさを書いてみようと思います。
ダイエットに挑戦した方は多くいらっしゃると思います。でも、挑戦し続けて成功した方はどれくらいいらっしゃるでしょうか?
実はダイエットってとても簡単なのです。体に入ってくるものよりも、出るものを多くすればいい訳ですから。理屈は簡単です。
では、なぜダイエットに挑戦しても成功しない人がたくさんいるのでしょうか?
理由は簡単です。
生活習慣を変えることが難しいからです。
ではどうしたら生活習慣を変えていくことができるのでしょうか?
次回の「ひとり言」で生活習慣病の一つである歯周病の治療の側面から生活習慣を変えていく方法を書いてみたいと思います。
ごきそ歯科医院
ボディエリアネットワーク(生活習慣病予防の切り札)
ボディエリアネットワーク(BAN)をご存知ですか??
生活習慣病予防の切り札
ボディアリアネットワーク(BAN)とは「人体上、体内に配置するセンサーによって構築される無線ネットワーク」の事だそうです。体に取り付けたセンサー等が得た生体情報などを無線で集め、生活習慣病のなどの予防、治療に役立てようというものだそうです。
心電図や体表温度、体位の変化を測るためのセンサーが内蔵されており、首からぶら下げた状態で常時計測できる。そして、これら複数のセンサーが集めたデータを集約し、遠隔の医療機関などに送信される。つまり、心臓や体温に異変はないか、突然倒れたりしていないかが、遠隔からモニタリングできるのである。
今、都市部に医者が集中している、医者の偏在化という事が問題となっている。
離島や山間部での医者不足は深刻である。
そんな中、このシステムを利用すると、離島や山間部にいても常に患者さんの健康状態を管理できるため、もし何か異常があった場合でも早い段階で対応できるし、突然倒れていたりしないか常に管理できるという。なかなかのすぐれものである。
ただ、いつも自分の事を見てもらえる安心感がある一方で、いつも管理されているようで、いつどこで何をしているかまで把握されてしまいそうで何だか怖い気もする。
どの程度の情報が集約されるのかを明確に情報提供をしてもらわないと、プライバシーの侵害にもなりかねない。
便利な一方で難しい問題もある。。