予防歯科にサプリメントを併用する新しい治療

以前にも何回かサプリメントを使った予防方法をご紹介しましたが、反響が大きく、また問い合わせが多かったことからもう一度記事としてアップしてみたいと考えました。

歯科医院レベルでも浸透してきているのですが、大きな企業でもその効果が出てきていることから、積極的に販売促進し始めている企業もあります。また、大学病院の教授などを交えた勉強会なども、ここにきて活発になってきています。

では、今回話題とするサプリメントはどのようなものなのでしょうか?

またどのような概念で予防していくものなのでしょうか?

みなさん、バクテリアセラピーという言葉はご存知でしょうか?バクテリアセラピーとは、お口の中の細菌のバランスを管理することでお口だけでなく全身の病気の予防につなげるという新しい予防医学です。

前回の記事にも書きましたが、医学の父ソクラテスはお口を清潔にすることが健康維持につながると経験的に感じていたのか、ソクラテスの時代から歯石の除去等の口腔衛生に力を入れて、お口の悪玉菌(歯周病菌、虫歯菌)を減らすことを重要視していたそうです。

 

今回ご紹介するバイオガイア社のサプリメントはLロイテリ菌と呼ばれる乳酸菌です。

この乳酸菌(善玉菌)を増やすことで、歯周病菌などを減らしていくのです。そのため、今歯周病治療をしている方はもちろん、メンテナンスで通っている方、インプラント治療を受けた方、お子様の虫歯予防などなど、さまざまなケースでご利用することが出来ます。

 

ただ、毎回お話しすることですが、歯周病、虫歯の治療・予防はあくまでも感染源の除去が必要です。すなわち、正しいブラッシング習慣がなければ、いくらサプリメントを服用しても効果はありません。正しい知識を身につけ予防をする習慣があって初めて、サプリメントの効果があるのです(^v^)

 

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歯周病治療の多様化② サプリメントの併用

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