タグ : インプラント周囲炎
インプラント周囲炎を予防する
インプラント治療がうまくいかない原因の一つに「インプラント周囲炎」があります。最近の欧米のインプラント学会や歯周病学会でとても重要な話題となっています。簡単に言うと、インプラント周囲炎はインプラントを支えている顎の骨が細菌感染によって吸収してしまい、インプラントを支えることが出来なくなってしまい抜けてしまう病気です。
これって、歯周病で歯が抜けてしまうのと同じですよね??
インプラントも十分なケアができないとやはりダメになってしまうのです。
インプラント治療が上手くいく方の特徴があります。
①ご自身による十分なプラークコントロールが習慣化している
②プラークコントロールがしやすい補綴物(被せもの)の形態をしている
③定期的なメンテナンスを受け、お口の健康に対するモチベーションを維持できている
他にも様々あると思いますが、無理なく十分にセルフケアができればインプラント周囲炎を予防でき十分長く維持することができます。
歯周病やカリエス(虫歯)で歯を失った方はプラークコントロールが十分でなく感染が進み結果的に歯を失っていることが大半です。歯を失った原因(プラークコントロールが不十分)が解決できていないままインプラント治療を受けてもやはり治療はうまくいきません。歯を失ってインプラント治療をお考えの方、まずは「なぜ歯を失ってしまったのか?」をぜひ考えてみてください。
インプラント周囲炎
急に寒くなってきましたね。皆さん風邪などひかれていませんか??
今インプラント業界で一番の話題です
ご覧になった方も多いと思いますが、先日NHKでインプラント周囲炎の特集が組まれていましたね。今、日本や欧米のインプラント学会、歯周病学会でもインプラント周囲炎の話題で持ちきりのようです。
リスク管理できていますか?
ごきそ歯科では患者さんにいつも、インプラント治療で一番大切なことはプラークコントロールによるリスク管理だと話しています。
リスク管理無くしてインプラント治療の成功はありません。
インプラント治療をされている方、正しいリスク管理はできていますか?
インプラント周囲炎の実際
予防先進国として名高いスウェーデン。そのスウェーデンの歯周病スペシャリストクリニックの患者さんの多くが、インプラント周囲炎の治療で来院しているそうです。
意外ですよね(汗)。
一方、日本は?
日本ででまだそこまで報告されていません。
なぜでしょう?
理由は簡単で、インプラント周囲炎を検査する方法が確立されていないので、病気があっても気づいていないのです。あくまでも推測ですが、予防に力を入れているスウェーデンですらインプラント周囲炎が蔓延しているので、きっと、そこまで予防が根付いていない日本では、きっともっと多くの方が・・・・。
インプラント周囲炎は、歯周病ととても似た病態を示します。インプラント本体を支える骨が溶けてしまい、最終的にはかみ合わせを維持できなくなります。また、歯周病特有のサイレントディジーズ(痛みがないまま病気が進む)ですので、何かしら症状が出た時には病気が進行してしまっていることが多いようです。
現在、インプラント周囲炎に関する論文が出始めていて、少しずつですが検査方法、治療方法が確立されつつあります。
stefan renvertという先生が最近、ご自身のインプラント周囲炎治療の経験から本を出しているので、私もそれを読みつつ今後のごきそ歯科での診療に役立てたいと考えています。
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インプラント周囲炎
新年最初の記事は、今欧米で一番の話題となっているインプラント周囲炎に関する話題です。
私が現在通っている講習会を主催している、歯周病専門医である弘岡秀明先生も今一番注意しなくてはならない病気であるとお話しされています。
インプラント周囲炎とは
インプラント周囲炎は、プラークコントロール不足が原因の炎症がインプラント周囲の粘膜に存在するのと同時に、インプラントを支持する骨にまで波及しその喪失をも認める状態です。すなわち、歯周病で歯を失う状態と非常に近いのです。
予防するためには
インプラント周囲炎を予防するためには、まず、なぜ歯を失なったのかを考えなくてはなりません。歯をなくす原因の多くはプラーク由来のカリエス(虫歯)、歯周病と言った感染性疾患です。歯を失う原因であるプラークをブラッシングで除去する習慣を身につけなければ、せっかくのインプラントもプラーク由来の感染性疾患に再度罹患してしまうのです。
徹底したブラッシング指導
ごきそ歯科医院ではインプラント予定の患者さんには特に徹底したブラッシング指導をさせていただいております。また、最終的な補綴物(かぶせ物)が入った後も必ず定期的なメンテナンスで来院していただき、インプラント周囲炎の予防をさせていただいております。
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