食生活と歯周病・カリエス(虫歯)
モンゴルの遊牧民は虫歯や歯周病が少ないというデータがあります。
しかも、事もあろうか、彼らには歯を磨く習慣が無いのです!!
彼らに歯を磨く習慣が無いにもかかわらず、歯周病やカリエスが少ないのは食生活に理由があると言われています。
モンゴル遊牧民の食べ物は肉が中心でした。甘いもの、柔らかいものはほとんど食べず、主食の乾燥肉を良く噛んで食べなければならないのです。
そして、咬むという行為自体が歯をきれいにし、そして顎の発達を促していたのです。ただ、残念なことに最近ではモンゴル遊牧民の人々も甘い食べ物や、柔らかい食べ物を食べるようになってしまったために、虫歯や歯周病が増えているそうです。
これらのことからも、食生活、食習慣が重要であるという事がわかります。
しかし、今日の日本の生活で、甘いものや柔らかいものを食べないようにすることは不可能です。ですから、より一層、食事の取り方、甘い物の取り方の工夫、そしてプラークコントロールが大切になるのです。