歯の根っこのケアしてますか?
歯の「根っこ」が危ない!根面カリエスとは?
多くの方は「むし歯は歯の頭(噛む部分)にできるもの」と思っています。しかし、年齢を重ねるごとに注意が必要なのが、歯の根っこ(根面)にできるむし歯です。
なぜ根っこがむし歯になるの?
通常、歯の根っこは歯ぐきの中に隠れています。しかし、加齢や歯周病によって歯ぐきが下がると、本来隠れているはずの根っこが露出してしまいます。
根面カリエスが「厄介」な3つの理由
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バリア機能が弱い:歯の頭は硬い「エナメル質」で守られていますが、根っこは柔らかい「象牙質」でできています。酸に弱く、あっという間に進行します。
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気づきにくい:痛みが出にくいため、気づいた時には「神経まで達している」「歯が折れる寸前」というケースが非常に多いです。
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治療が難しい:根っこは形が複雑で、詰め物が外れやすく、再発もしやすい場所です。
根面カリエスを放置するリスク
「少し削れただけだから大丈夫」と放置するのは禁物です。根面カリエスが悪化すると、以下のような深刻な事態を招きます。
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歯がポロリと折れる:根っこがぐるりと一周むし歯になると、ある日突然、歯の頭の部分が根元から折れてしまいます(スナッピング・タートル)。
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抜歯の可能性が高い:根っこの深い部分は治療が難しいため、抜歯を宣告されるリスクが通常のむし歯より格段に高いです。
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食生活の質の低下:大切な歯を失うことで、噛む力が弱まり、全身の健康(フレイルや認知症など)にも影響を及ぼします。
今日からできる!3つの予防ポイント
根面カリエスは、**「守りのケア」**で十分に防ぐことができます。
1. 高濃度フッ素配合の歯磨き粉を使う
根っこの象牙質を強化するにはフッ素が不可欠です。1450ppmと記載のある高濃度フッ素配合の歯磨き粉を選び、うがいは少なめの水で1回だけにしましょう。
2. 歯間ブラシを「必須」にする
根面カリエスは歯と歯の隙間から発生します。普通の歯ブラシだけでは汚れの6割しか落ちません。歯間ブラシを使って、根元のプラークを徹底的に除去しましょう。
3. お口の「乾燥」を防ぐ
唾液には歯を再石灰化(修復)する力があります。加齢や薬の副作用で口が乾くと、むし歯リスクが急上昇します。こまめな水分補給や唾液腺マッサージが効果的です。
