普通の歯磨きでは歯周病は防げない???

毎日の習慣となっている「歯磨き」ですが、なぜ私たちは歯磨きをするのでしょう?

食べカスの除去、口臭予防などなど、さまざまな理由がありますが、一番の目的は何と言ってもお口の2大疾患であるカリエス(虫歯)、歯周病の予防、進行抑制のためです。

みなさんは、これら2大疾患を予防するための効果的なブラッシングをしていますでしょうか?

みなさんは1日に何回歯磨きをしますか?実は70%の人が1日に2回以上歯磨きをしているようです。約40年前のデータでは2回以上磨く人が15%だったので、昨今の予防歯科の普及で歯磨きの大切さが浸透しつつあります。

しかし、厚生労働省の統計データでは、30歳ですでに80%の人が歯周病になっており、残念ですが虫歯・歯周病は「なって当たり前」状態なのです。

このギャップの解決策として、細菌が蓄積しやすい、いわば「歯磨きのポイント」に歯ブラシの毛先を上手く当てて丁寧に磨くことが大切なのです。
ポイントの具体例は、

(1)歯と歯の間

(2)奥歯の溝

(3)歯と歯ぐきの間の溝(歯周ポケット)

(4)歯と人工物(詰め物・冠)との境目

などです

寝る前のブラッシングが一番大切。

私たちは日々の診療の中で患者さんに寝る前のブラッシングの大切さをいつもお話しています。その理由は、寝ている間は唾液の分泌量が低下することから、唾液で細菌を洗い流す力が低下し、細菌が増えやすくなるからです。

ついつい、面倒臭くなってしまう歯磨き。

ただ、それを怠るとさらに面倒なことになってしまいます。

たった10分でいいので、寝る前にゆっくりと歯を磨いてみませんか?

最近は、さまざまな香りのする歯磨き粉も販売されています。日々の一つの楽しみとしてゆっくり、リラックスしながらブラッシングをしましょう。

ごきそ歯科医院では歯科衛生士によるブラッシングのご指導に力を入れております。ブラッシングの事はもちろん、お口にかかわることは何でもお気軽にお尋ね下さい。

効果的なブラッシング方法についてはこちらからどうぞ。

2010/05/11    ごきそ歯科医院

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