4年ほど前に、スウェーデンのマルメ大学歯学部を見学する機会がありました。

実習、講義に参加

私がインプラント、口腔外科などを教えていただいたモルガン・オルソン先生の奥さんがマルメ大学歯学部の学生で、私を特別に普段の実習、講義に参加させてくれたのです。

まず、驚いた事は私が参加すると言う事で授業が英語になりました。そして、普通にその授業を受けるスウェーデン人学生。教育レベルの高さに驚きました。学生になぜ普通に英語を話せるのか聞いたところ、「世界で活躍するには英語が必須だから」と普通に返事が返ってきました。彼らのハングリー精神を私も見習いたいと感じる瞬間でした。

驚いたプロ意識

次に驚いた事が、彼らのプロ意識です。彼らは学生なのにすでにプロ意識を持っているのです。

理由はいろいろと考えられますが、一つには、学生同士で常に厳しい競争をし、教員から厳しい評価をされている中で、学生といえども医療人としてのプライドが自然と植えつけられているのだと思います。

二つ目は、スチューデントクリニックといって歯科学生が主体となって治療するクリニックの存在です。スウェーデンでは学生の治療だと治療費が安くなるのです。とても良い制度だと思いました。そこで、学生のうちから治療を経験し、歯科医師として成長していくのです。

今後の日本人がどのように生きるべきか

混沌として、暗い話題が多い日本の中で、特に最近の若い世代には新しい世界を切り開く元気が無いように感じます。ハングリー精神を持っているスウェーデン人歯科学生の生きざまに、今後の日本人がどのように生きるべきかと言うヒントがあるような気がしました。