インプラントセミナーに参加しました。

インプラントセミナー

8月30日の日曜日を利用してノーベルバイオケア社主催のセミナーに参加しました。熊本県開業で国内外でも活躍されている中村社綱先生が講師でした。

今回のメインテーマはショートインプラントと傾斜埋入でした。

最近では骨を人工骨で作ったり、ほかの部位から移植したり、自分の細胞から骨を培養して作ったりと、いろいろな方法で骨を作ることによってインプラント埋入の可能性が広がってきてます。一方で、移植に伴う手術による体への負担、必ずしも成功するとは言えない手術へのリスクを回避するため骨増生を行うのではなくショートインプラントを利用したり、傾斜埋入と言ったテクニックを使って残された骨を有効に利用して手術のリスクを軽減しようと言う考え方も広まってきました。

インプラント発祥の地、スウェーデンでは昔からショートインプラントや傾斜埋入を利用して骨増生手術を可能な限り避けてきたそうです。その理由として、「スウェーデン人はお金が無いから余計な手術をやっている経済的余裕が無いんだ」と半分本気、半分冗談で大学教授が話していたそうです(笑)。倹約家のスウェーデン人らしい一言ですね。

どんな方法で骨を作ったとしても、やはり既存の自分の骨に勝るものは無いと私も考えています。

セミナーの最後に演者からインプラント治療の開発者であるブローネマルク教授が40年以上前に手術した患者さんの現状を聞くことが出来ました。

患者さん、教授共に杖をついて病院に来たようですが二人ともお元気で、患者さんのインプラントも40年以上経った今でも十分に機能しているそうです。

その状況を知って、改めてインプラントのすごさを感じるよい機会となりました。

2009/09/01  ごきそ歯科医院

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