磨かないとならないのは十分に分かっているが、なかなか付かない子供の歯磨き習慣((+_+))。誰もが悩むところです。そこで、今回は歯磨き習慣を付けるためのポイントを書いてみたいと思います。

子供の歯磨き習慣をつけるには

(1)歯磨きの習慣づけは、磨きたい気持ちを大切にしてあげましょう。

小学校に上がる前までの子供の歯磨きは、あくまでも習慣づけが目的です。上手にできなくて当たり前です。そんな時もしかったりせずに、楽しく磨けるようにしてあげましょう。

例えば、家族全員で歯磨きをする。子供にはまずは自分で磨かせてください。そして最後に大人による仕上げ磨きをするのもいいでしょう。

子供は容赦なく大人の指を咬んだりしますので(苦笑)、指をお口に入れるときは気を付けましょう。もし、奥歯がまだ生えていないときは、奥の歯茎の部分に指を置いて開けるようにしましょう。咬まれても痛くありません(^v^)。

(2)磨かれるのを嫌がる場合はこんな工夫をしてみましょう。

大人による仕上げ磨きは小学校低学年くらいまでは続けてください。お子さんが嫌がる場合は、嫌がる理由を考えてみましょう。

嫌がる理由の例

1.歯ブラシが痛い

最初は子供用の歯ブラシで、毛の柔らかいものを選んであげましょう。どうしても痛がる場合はガーゼで優しくこするだけでもいいです。

2.歯肉をこすられて痛い

力の入れ具合はどうですか?歯の汚れは軽い力でも十分に取ることができます。時には歯肉を指でカバーし、歯のみに選択的にブラシを当ててください。

3.人に磨かれると痛い

自分で磨くと痛くないので、本人に歯ブラシを持たせて、その手をとって一緒に磨いてください。

4.歯磨き剤のにおいが嫌

最初のうちは歯磨き粉は必要ありません。もし付ける場合はお子様の好きそうな味を選んであげましょう。

5.長時間動けないのが嫌

ポイントを絞って短時間で磨きましょう。

6.眠い時に磨かれるのが嫌

お子さんが眠くなる前に磨いてあげましょう

歯ブラシ

(3)仕上げ磨きのポイント

1.磨く順番を決めましょう

お母さんなりの磨く順序をきめるといいでしょう。

2.歯ブラシの持ち方はペングリップ(鉛筆を持つ持ち方)

3.歯ブラシの選び方

ヘッドが小さく、毛は柔らかいものを。子供用を選んであげましょう。

4.特に磨いてほしい場所

1、歯と歯茎の境目 2、奥歯の溝(咬む面) 3、前歯の裏面 4、歯と歯の間

5.時には糸ようじを使いましょう

最初から上手に歯磨きができる子供はいません。最初にも書きましたように、小学校に上がる前までの歯磨きは、習慣を付けることが目的ですので、必ずしも大人と同様に隅々まできれいに磨くことに固執する必要はありません。

もちろん、隅々まできれいにできるに越したことはありませんが、出来ないからと言って焦らずに、長い目で、子供がしっかりと歯を磨く習慣を付けられるようにしてあげましょう(^v^)

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