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抗血栓薬を服用中の外科処置に関して
抗血栓薬を服用中の方へ
生活習慣病の増加に伴って抗血栓薬(血をサラサラにするお薬)を服用中の方が増えています。抗血栓薬療法は効果が大きい一方で、出血した場合に止血が難しくなるなどの副作用があります。
内科の先生と連携
歯科治療は歯周治療や抜歯など出血を伴う治療が多くあります。抗血栓療法を受けている方は受診する際に必ずその旨をお知らせください。
心筋梗塞や脳梗塞の既往がある場合は、発作が起こった時期もお知らせください。発作の時期が最近である場合や、発作の程度によっては外科処置が出来ない場合があります。
また、お薬を処方している内科の先生と相談し、場合によってはお薬の服用を止めて治療を進める場合があります。
抗血栓療薬を服用中の外科処置に関して②
外科処置が行えるかどうかの判断基準
抗血栓薬を服用中の外科処置で、服用中のお薬を止めて処置をするか止めないかでは意見が分かれるところです。ごきそ歯科医院での外科処置が行えるかどうかの判断基準としては
1.発作の時期
心筋梗塞や脳梗塞などの発作から6カ月以上たっている場合は特に問題なく処置が出来ます。また、その際、服用中のお薬を止めない事がほとんどです。
2.病気の程度
仮に発作から6か月以上経過していても、病気の程度が思わしくない場合は処置を行わない事があります。緊急時で、どうしても処置が必要な場合はかかりつけの内科医に相談するか、口腔外科をご紹介させていただいています。
過去に心筋梗塞や脳梗塞の既往があり、抗血栓薬を服用中の方は必ずその旨をお知らせください。