歯周再生治療

先日、新聞、インターネットで人の骨髄液に含まれる幹細胞を利用して歯ぐきを再生する治療が報告されました。患者対象の臨床研究で、移植をした患部は4~8ミリほど歯ぐきが回復したそうです。

歯周病は、歯を支える骨が無症状で少しずつ溶けて無くなり、最悪の場合は歯が抜けてしまう病気です。この歯周病の怖いところは、歯周病で一度失った骨は現代の医学でも完全に再生、回復させることが難しいということです。

近年、材料学の発展とともに、人工的に骨を作ったり、大がかりな手術によって骨を移植したりという方法で歯周病で一度失った骨の一部を再生させるという治療が一般的にはなってきていますが、これら人工的に骨や歯肉を作る治療も、必ずしも良い結果ばかりというわけではないようです。

現段階での歯周病の最も効果的な治療は、プラークコントロール(歯垢の除去)と歯石の除去ですが、この先医学の進歩とともに歯周病で一度無くなった顎の骨や歯肉(歯周組織)を簡単に再生できる日がくるかもしれませんね。楽しみです。

ごきそ歯科では歯周治療、再生治療に関する新しい情報を発信いたしますね。

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